彼女たちは、知っている

河瀬大作(プロデューサー / 株式会社Days 代表)

 『50代からの生き方のカタチ——妹たちへ——』の刊行、おめでとうございます

 この本は、今を生きる私たちにとって勇気の書であり、アラフィフと呼ばれる、人生の折り返しを迎えつつある世代にとっては、とりわけ大きな意味をもつでしょう。

 ここに登場する姉たちは、みな何かをなしとげてきた人です。女性として働くことが今以上に大きなビハインドであった時代、そこには想像を絶する困難があったと思います。しかし、夢をあきらめず、それを掴み取り、アラフィフから新たな挑戦を始めています。

彼女たちは知っているのです。
あきらめなければ、必ず道は拓けることを。
そして、それこそが、自分の人生を生きることだと。

 ぼくは53歳で長らく務めたNHKを辞めて、自分の道を歩み出しました。そんなタイミングでこの本を読めたことは、何よりの僥倖です。この先の人生で道を見失いそうになったときに、きっとぼくはこの本を手に取ることでしょう。姉たちに叱咤激励をしてもらうために。

FUKKO DESIGNのキックオフ・ミーティングでスピーチする河瀬大作さん

河瀬大作さん プロフィール:

(株)Days 代表取締役 /(社)FUKKO DESIGN 代表理事 / (社)design-DesignMuseum 理事 /(社)1964TOKYOVR理事。1969年生まれ。1993年にNHKに入局し、長年にわたり番組制作を手掛かける。『クローズアップ現代』、『プロフェッショナル 仕事の流儀』、『あさイチ』、『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』、『ズームバック✖️オチアイ』、『おやすみ日本  眠いいね!』など、手掛けた番組は多数。日本テレビと共同制作した特別番組「NHK×日テレ60番勝負」ソーシャルテレビアワード大賞(2013年)など受賞多数。2022年、NHKを退職し、独立。テレビ番組制作を続けながらジャンルを横断し、“新しい”なにかを生み出すプロデューサーとして活躍中。

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